今回はawsのEC2インスタンスでエフェメラルディスクを簡単に使う方法を記載する。
・最初に
EC2インスタンスを作成する場合に最近はEBSを使用するのが通常の方法です。
しかしEC2インスタンスにはエフェメラルディスクと呼ばれるテンポラリ的なディスクが
ついています。エフェメラルディスクはEC2インスタンスをstopするとデータが消えて
しまうため、bootディスクやデータファイルのように消えてしまうと問題となる場合には
使用が厳しい事となります。しかし、ファイル転送やデータをダンプして別のディスク
(S3など)へ転送するなどの一時領域としては有効な領域となります。
・使用方法
元々、EC2インスタンスを作成した場合にエフェメラルディスクは自動で付与されて
います。EC2 APIなどを使いEC2インスタンスを起動する際に指定する方法がある
のですが、今回はEC2インスタンスを作成する時に最初からディスク割り当てする
方法を記載します。
1.AWS Management Consoleより新規でEC2インスタンスをlaunch
(作成済みAMIからでもOKです)
2.ウィザードの「Storage Device Configuration」にて「Instance Store Volumes」タブ
を選択します。
3.ここでエフェメラルディスクを追加します。注意としては0~3と四つ選択する事が
できますが、インスタンスサイズにより使用可能なディスクの数や容量に違いが
あります。(下記はaws Documentationより抜粋(2012/9現在))
Type | Name | Instance Store Volumes |
---|---|---|
Micro | t1.micro | None (use Amazon EBS volumes) |
Small | m1.small | 1 x 150 GiB |
Medium | m1.medium | 1 x 400 GiB |
Large | m1.large | 2 x 420 GiB (840 GiB) |
Extra Large | m1.xlarge | 4 x 420 GiB (1680 GiB) |
High-CPU Medium | c1.medium | 1 x 340 GiB |
High CPU Extra Large | c1.xlarge | 4 x 420 GiB (1680 GiB) |
High-Memory Extra Large | m2.xlarge | 1 x 410 GiB |
High-Memory Double Extra Large | m2.2xlarge | 1 x 840 GiB |
High-Memory Quadruple Extra Large | m2.4xlarge | 2 x 840 GiB (1680 GiB) |
High I/O | hi1.4xlarge | 2 x 1 TiB SSD (2 TiB) |
Cluster Compute Quadruple Extra Large | cc1.4xlarge | 2 x 840 GiB (1680 GiB) |
Cluster Compute Eight Extra Large | cc2.8xlarge | 4 x 840 GiB (3360 GiB) |
Cluster GPU Quadruple Extra Large | cg1.4xlarge | 2 x 840 GiB (1680 GiB) |
要は通常のEC2インスタンス作成をする際のディスク設定で指定するだけで、EC2 API
などを使用して起動しなくてもエフェメラルディスクが使用できるようになります。
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